ならは31人の“生”の物語2019製作プロジェクト
8/31(土)~9/5(木)の日程で、『ならは31人の‟生”の物語2019』製作プロジェクトが行われました。
この取り組みは、楢葉町で生活する方や働く方にお話を伺い、その言葉に込められた想いを400字の作品にまとめる活動です。
今回は、関西や関東から訪れた大学生14名が作品を製作した6日間の様子をレポートしていきます!
今回、参加した学生の大多数が楢葉町や福島県に来ることが初めてということもあり、初日はまず楢葉町内の視察からスタートしました。
視察の様子
現在の状況を自分自身の目で見て、過去の風景をイメージしていただくことで、2日目以降に町民の方のお話を聴くうえで準備を整えました。
その後は、今回のプログラムのアドバイザーである山口洋典先生(立命館大学共通教育推進機構准教授)によるインタビューや編集に関するレクチャーを行いました。
レクチャーの様子
そして、2~3日目は学生がペアになっての町民の方へのインタビュー。町民の方の自宅や交流館でのインタビューの他、思い出の場所に案内してくださる方もいました。
また、思い出の写真を見せていただいたり、ご飯をごちそうになったりと、町民のみなさんに大変あたたかく迎えていただきました。
インタビューの様子
インタビューが終了した4日目は、いよいよ編集。ペアそれぞれが印象に残った言葉や話をもとに、400字の文章に推敲していきます。
インタビューした方の想いや人柄を表す文章になるよう、他のペアやならはみらいスタッフとも相談しながら、時間の許す限り何度も文章を修正していきました。
編集の様子
作品も完成に近づき、楢葉町での最後の夜は町民の方々との懇親会!
それまでのプログラムで感じた疑問をぶつけるなど、大いに話に花を咲かせました。
そして、最終日は完成した作品を交流館に展示!
楢葉町の避難指示が解除になって丸4年を迎える9月5日という日に、この楢葉町にいるということを噛みしめながら、展示を見に来てくださった方々と交流できた様子でした。
展示会の様子
6日間最後のプログラムは、菩提院副住職であり未来会議事務局でもある霜村真康さんから、未来会議の取り組むのお話や、避難を受け入れる立場にあったいわき市民としてのお話を伺いました。
今回の14名の参加学生のみなさんには、現在の楢葉町を見て聴いて、そして生の町民の方々の想いに直接触れていただきました。町民の方々に想いを寄せ、考え悩みながらも素晴らしい作品を完成させてくれました。
そして、2019年度の『ならは31人の‟生”の物語』も無事に記録を紡ぐことができました。